ショートショートバトル 5KBのゴングショー第70戦勝者

「スーパー・ゴキブリホイホイ」

河田二朗

「助手君。私はすばらしい発明品を思いついたぞ」
「すばらしい発明?博士、何ですかそれは?教えてください」
「うむ。スーパー・ゴキブリホイホイというものだ」
「スーパー・ゴキブリホイホイ?」
「うむ。これまでのゴキブリホイホイは、ただじっとゴキブリを待つだけだった。しかし私の考えたこれは違う。センサーでゴキブリを探知すると、自ら動いてやつらを胴体に取り込むのだ!」
「わあ!それは凄そうですね。しかしゴキブリはすばしっこいし、すぐに狭い隙間に入り込んでしまいますよ」
「それなら大丈夫。私の考案したスーパー・ゴキブリホイホイは極めて素早い動きが可能な上、非常に薄い構造になっておるから、やつらを追ってどんな狭い隙間にも入っていけるのだ」
「えぇぇぇ!それはますます凄いですね」
「ふふふ。驚いているようだな。しかもそれだけじゃあない。こいつはやつらが空を飛んで逃げても追いかけられるように空を飛ぶことだって出来るのだ」
「そ、空まで!?」
「ふふふ。だんだんこの発明のすばらしさが分かってきたようだね。しかもね、君。なんとこのスーパー・ゴキブリホイホイは敵に見つかっても、やつらに敵対心を呼び起こさせないように、見た目はやつらに極めて似せてあるのだ」
「え?ちょ、ちょっと待って下さいよ、博士、それじゃあ・・・・」
「そしてこれがその試作品だ」
「きゃーーーーー。いやああああああーーーーーーー」

作者のサイト:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/5573/

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