都内のアパートの一室。
”おおー!
透明人間になっちゃったよー!”
透明人間になる薬を飲んだ若者達が騒いでいる。
”でもメガネが見えるぜ。どうしよう。”
若者達はみんなメガネをかけている。
”コンタクトにしようぜ。”
”頭いいなーお前。”
コンタクト装着。
”とりあえず何する?”
”とりあえず隣のOLの部屋をベランダから覗いてみようぜ。”
”見えないんだったら、どうどうと部屋に入れるんじゃないの?”
”頭いいなーお前。”
OLがゴミ捨てに行ってる間に部屋に侵入。
”ドキドキするね。”
”お前、鼻息荒いよ。静かにしてろ。”
”どこに隠れる?”
”アホ。見えないんだから隠れる必要ないだろ。
どこかその辺で、じっとしていればいいんだよ。”
”頭いいなーお前。”
OLがゴミ捨てから戻ってくる。
”あ、戻ってきた。”
”しっ。静かにしてろ。”
”あ、着替えはじめた。”
”し〜っ。”
若者達に気づかずに着替えはじめるOL。
”あら?これ何かしら?”
OLは空中に浮いている半透明の物質を指でつまんだ。
”痛!”
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